穀物は順ザヤが多いと言われているが・・・~コーンの場合(つづき)

東京とうもろこしの3番限と6番限のサヤ変動を図にしたもの。

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ここ1年ほどは、500あたりを平均として、上下1000ほどの変動(つまり-500から1500程度)のようだ。

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穀物は順ザヤが多いといわれているが・・・

 穀物は、一般的には「順ザヤ」であると言われているが、実際のところどうなのだろう?
 

 そこで、2005年6月から現在までの約2年半を対象としてデータを調べてみた。いずれも、3番限と6番限(先限)のサヤである。
 

 まずは、東京とうもろこし。
 2005年9月に数日ごくわずかながら逆ザヤ、その次は2006年11月から12月にかけてこれも数日間断続的に逆ザヤになっている。その後2007年8月になって逆ザヤになることが多く、9月から10月はなんとほとんど逆ザヤのまま推移し、現在は順ザヤに戻っている。
 対象とした605日のうち逆ザヤになったのは60日であり、逆ザヤ出現比率は、ほぼ10%。この夏に逆ザヤが続いたことについてはいろいろと理由があるのだろうが、後講釈をしてみてもしようがないのでここでは触れない。

 上記の期間、サヤの最大値は2006年4月12,13日の3290、最小値は2007年9月12日の -570である。ちなみに本日終値で見ると、330だった。

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サヤとり手法

古くからのトレード手法に、「サヤとり」というのがある。林輝太郎氏の著作にはよく出てくるし、プロの間では一般的な手法だと思う。

最近、このサヤとり手法を活用した有料会員組織もネット上でいくつか宣伝されているようだし、某商品先物会社からも(もちろん、その会社の口座をつくってもらうことを目的にしたものだが)書籍が出ている。しかしながら、未だによく知られた手法というわけではないようだ。なぜかしら?

林先生のように古くからやっている人は、手書きで書いた場帖を基に、相場の流れを感じ取るようにしたようだが、現在では「統計学的な手法を取り入れた」というものがいくつか見られる。

基本的な考え方は、「もとのサヤに収まる」。つまり、サヤは拡大したり縮小したりするが、結局のところ適正な値に戻っていく、というものだ。従って、サヤの動きを追い、平均値から大きく外れてくると、サヤの縮小方向(あるいは拡大方向)に仕掛けて、また平均値に戻るのを待つ。

サヤとりは、株式でも商品でも、また最近ではFXでも行われるが、私が研究していこうと思っているのは、(とりあえず)商品の同一銘柄の異限月間のサヤである。いちばんわかりやすそうな気がするからだ。ただ、人気のある(?)オイルはたとえサヤとりとは言えどもリスクが高いと思うので、穀物とゴムで見ていくつもり。穀物も、そこそこの出来高があるものに限ると、コーン、一般大豆、Non-GMO大豆、アラビカコーヒーぐらいまでだろう。

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目標のある人生と目標のない人生?

朝晩は涼しくなってきました。なんとか上着を着て歩いても大丈夫です。
ご近所の鈴虫の鳴き声も、だんだん似つかわしくなってきました。

さて、アメリカでの調査ですが、30年前にある大学でこんな質問をしたそうです。
「あなたは、将来何になりたいか、明確な目標を持っていますか?」

これに対して、Yesと答えたのは、わずか3%でした。

そして、30年後、その質問の対象者たちの追跡調査をしました。様々な調査の中で、特に目を引く結果がありました。
なんと、先の質問にYesと答えた3%の人たちが築いた資産は、残りの97%の人たちの資産を合わせたものよりも多かったのです。

いやぁ、目標を持つということがいかに大切かわかりますよね。…と言ってしまうと、教訓話で終わってしまうのですが。もちろん、目標を持つことの大切さは、あちこちで言われていますし、おそらく真実でしょう。しかし。「目標を持つ」ってそんなに簡単なことではないですよね。

よく、ライフプランニングで人生の目標を明らかにして云々、と言われますが、実際に「あなたの人生の目標を明らかにしましょう」と言われても、なかなか。人生の目標などというものは(もちろんかなり早いうちに明確になっている人もいるのでしょうが)、いろいろとチャレンジしてみて失敗する中で、徐々に形を現すものなのかもしれません。

でも、最初から大上段に構えることなく、「とっかかりとして、家計のお金の動きから、将来の家庭の姿を見てみましょう」というと、たいていの方は「ああ、見てみたい」とおっしゃいます。
このとっかかりが大事なのでは、と思うわけです。

まずは現状を見る。そして、徐々に目標なり夢が明らかになり、具体的な形を持ってくる。
こんな流れでもいいのではないでしょうか。

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従業員持株会

以前、前に勤めていた会社の同期入社の友人と話をしていて驚いたことがありました。
彼が
「給料から生活費を引いた余裕資金は、ほとんど従業員持株会に入れている」
と言っていたからです。

その会社は、とても“かたい”会社だったし、持株会に拠出した資金に対して会社が5%の補助をしてくれるということで、ほとんどの社員は、額の多寡は別にして持株会に参加していたように記憶しています。それにしても、貯蓄代わりというか余裕資金をほとんど持株会に、とはねぇ。

米国のエンロンが破綻したときに、資金をほとんど自社株の購入に充てていたために、職もお金も失ってしまった、という人がテレビに出ていたのを思い出してしまいました。

従業員持株会は、基本的にはいい制度だと思います。会社が奨励金を出してくれるたり、毎月少しずつ資金を出して長期的な資産形成に役立てられるからです。会社にしても、持株会が安定株主として機能するのを期待しているわけです(実際、上場会社でも、従業員持株会が第何位かの大株主になっているところもいくつもあります)。

しかし、先のエンロンの例ではないですが、個人資産に占める割合があまりに高くなることは、言ってみれば『会社と運命をともにする』ことに他なりません。

資産形成の原則が、“長期投資、時間分散、資産分散”であるとするならば、同期の彼のような方法は、“長期投資、時間分散”はできているけど、“資産分散”が全くできていないことになります。

まあ、彼のような極端な人はなかなかいないでしょうが、長く続けていると、知らず知らずのうちに「持株会に拠出している資産の比率が高くなっている」ことはあるのではないでしょうか。
一度、自分の資産の中身をチェックしてみてはいかがでしょう。

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8月の円高株安でも投信への資金流入の動き止まらず

今日の日経新聞に、「個人マネー、投信流入続く・8月」という記事がありました。

8月は半ば以降に大幅に円高・株安が進みましたが、損失回避のために大規模な解約の動きがあったのかと思いきや、さにあらずで、むしろ契約額の方が大きかった…とのことです。

記事では、外貨建て資産を中心に運用する投資信託などに、再び円安に向かうだろうと判断している個人投資家の資金が集まっている、と分析しています。今回の円高は“一時的”なものと考えて、いわば“押し目買い”をしているというわけです。

為替相場が今後も一方的な円安進行状態に戻るかどうかは予想がつきませんし、ましてやアメリカが利下げか?という見通しもある中では、安易に「また円安がもどってくるさ」と判断すると、どうも危ういような気がします。

また別の見方をすると、日本の投資家も以前のように、相場が高ければ「それっ」と買って、下がれば「わあだめだ」とあわてて売ってしまう、という単純な動きをしなくなって、少々の下げ相場(円高相場を下げ相場というのもおかしいのですが)でもあわてずに腰を落ち着けていられるようになったのかもしれません(??)。

株式投資であれば、経済活動は(長期的に考えれば)緩やかに上昇していくと考えるのを前提として、少なくとも複数銘柄に分散投資しておけば、安くなったときに買う、つまり押し目買いという発想が成り立つと思います。しかし、通貨間の相対的な関係で決まるのが為替水準ですから、長期にわたって一方向に動いていく、ということは普通は考えられません。
(ただ、中国経済のように発展余地が大きいにも関わらずその通貨価値が低く抑えられている場合には、その後長期間にわたって強くなっていくということはあるでしょう。円が変動相場制になってから一方的に強くなってきたのと同じように。)

と考えると、為替の今後の動きを決めつけて投資するのは、あまり賢明なこととは思えません。いくら外貨での運用が表面上有利に思えたとしても、為替変動によるリスクの方が大きい場合が多いわけですから、やはり、一定割合以上をそういった商品で運用するのは避けた方がいいのではないでしょうか。もちろん、「将来その国に移住するつもり」ならば話は別ですが…。

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ライフプラン、ここから始めては?

関東地方には台風が接近しているようですね。どうぞお気をつけください。

日清食品が、カップヌードルなどの商品を値上げする、という発表をしました。実に17年ぶりとのことです。理由は、原料である小麦の価格が上昇しているため。

そのほかファミリーレストランなどの外食産業でも、食材費や人件費の上昇のため値上げする動きが見られます。

このような動きが一時的なものなのか、それともゆるやかな物価上昇につながっていくのか? 
注意していく必要があると思います。

前々回、とりあえず第一歩として、家族の年齢関係がわかるようにしてみては?という話をしました。
例えば、こんな感じです。

Lifeplan

ただ、自分が何歳のときに家族は何歳、というのがわかるようにしただけです。
まずこんなところからやってみてもらうのですが、実際にやってみると、「へぇー」という具合で気付くこともあるのではないでしょうか。

最近は晩婚化が進んでいます。例えば、子どもが生まれたのは40歳のとき…という方も増えてきています。何となくは意識しておられると思いますが、こんな表をつくってみると、改めてびっくりされることが多いようです。

ある方がこうおっしゃっていました。
「そうですよね、子どもが20歳のときに、もう定年を迎える歳ですからね。今からしっかり考えておかないとだめですね。」

私もそう思います。

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長期運用の果実を手に入れるには?

以前、「ベランダで蝶が育つ」という話を書いたことがありますが、実は、同じミカンの木にまたもや卵が…。しかも3つ。いずれもちゃんと孵ってアオムシが育ちました。

3匹もいるので、ミカンの葉っぱの減り方が激しい。「食べつくされてしまうのでは?もう1本調達しないとだめか?」などと心配しているうちに、ようやくサナギになってくれました。

サナギになる直前には、一段と食欲がアップするようなのですが、しかもやたらと動き回るのです。
気がつくと、アオムシ君の姿が1匹しか見えなくなっているではありませんか。

「あ~あ。もう少しでサナギだったのに。鳥にでも食べられてしまったか?」
と思っていたところ、行方不明のうち1匹はなんと隣の鉢に植えてあったアサガオのつるによじ登って、そこでサナギになっていました。そして、もう1匹は、ミカンの木が植わっている植木鉢の縁のところでやはりサナギに。

そして…アオムシ3兄弟は、全く同じ日に無事羽化してアゲハ蝶として旅立ったのでありました。

先日、「会社で確定拠出年金が始まったのですが…」という話をしていたお客様の話です。この方は、よくわからないまま『定期預金』に100%配分されていました。

そこで、こんなグラフを作ってお見せしました。

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「毎月の拠出金が9000円です。その額が今後も変わらないとして、現在の定期預金の金利が0.5%、そのまま30年ほど続いた場合、60歳の時には積立金が約400万円になっています。ところが、3%で運用できた場合、6%で運用できた場合を見てください。云々。」と、まあ複利効果の話をしたわけです。

長期で分散運用を図るならば、3%程度の数字はそんなに難しいものではないでしょう。もう少しリスクをとるならば6%でも無理な数字ではないと思います。

ただ、これだけだと60歳のときに積立金がいくらになっている、ということしかわかりません。なかなかイメージしにくいかもしれません。

そこで、ライフプランニングを行って将来のキャッシュフローの状況を見てみると、確定拠出年金の運用成果の違いによって60歳以降の生活がどれだけ変わるのか、がわかりやすくなります。

まずそこまでイメージできた上で、たとえば「6%の運用成果を出すにはどうすればよいのか?」を考えていく。その順序で考えてみてはどうでしょうか。

どうも、時間のない『投資教育』では、先に小難しい投資理論を説明してしまうために、大多数の方は興味がもてないままで終わってしまうような気がします。

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ライフプラン作りの第一歩

塩野七生さんの『ローマ人の物語 終わりの始まり』の文庫版がようやく出版されたので、早速買ってきて読み始めています。いよいよ、ローマ帝国の衰亡史の始まりです。

ちょっと残念なのは、これから後は文庫化のペースが落ちて、毎年文庫化されるのは単行本1冊分になるらしいということです。この分では、最終巻の『ローマ世界の終焉』を読むことができるのは、4年後になってしまいます。え、単行本を買えばって?  高い! いえいえ、そうじゃなくて、電車で読むのには単行本は重くって…。

さてさて、「ライフプランをつくる」「ライフプランニングをする」というと、どうもすごく大変なことをするように思われる人が多いようです。

確かに、日常の延長ではなくて、少し立ち止まって落ち着いて、現在の生活のこと、将来の生活のことを考えることは必要になります。なかなか、毎日の忙しさの中で考えるのは難しいことかもしれません。

そこで、手始めに、こういうことをしてみてはどうでしょうか。

まず、家族のひとりひとりの名前と生年月日を書き出します。そして、それぞれが何年後に何歳になっているか、をずらっと書いてみるのです。

いかがでしょうか。
たとえば…
「子どもが学校を出て独立する頃にはあなたは何歳になっていますか?」 
いろいろと想像できるのではないでしょうか。こういうことって当たり前のことなのですが、日頃あまり考えないことです。ここから、気付くことも多いと思います。

そうです。これがライフプラン作りの第一歩なのです。すべてはここから始まります。

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散髪に行って、インフレを思う

この週末に、ひと月に1回の散髪に行きました。学生時代からもう15,6年(いや20年近いか…)になりますか、同じ散髪屋さんに通っています。これだけ長く同じ店に通うのも散髪ぐらいかな、と思いながら新しいところに行くのも億劫なので、自宅からは少々遠いのですが、いつも自転車をこいで通っています。。

この散髪ですが、今の店に通い始めた1990年ごろは、毎月春になると100円ずつ値上げするのが普通だったように記憶しています。理容業組合の取り決めか何かになっていて、という話だったような。

それがいつの頃からでしょうか。パタリと値上げがなくなりました。もっとも、世の中が『デフレ』と言われて物価が上がらなくなっているのに、散髪の料金だけ上がるのもおかしな話で、まあ当然といえば当然ですが。挙句の果てに、散髪1000円!などという店までできて勢力を拡大する始末。
ちなみに、私の行っている散髪の料金は3500円です。

私は、ライフプランを考える際に将来の『インフレリスク』を重視しています。人々の発展意欲を基礎にした資本主義社会では、物価が上昇していくのが当然ではないか、と考えられるからです。とは言いながら、高度成長期のように年10~20%も上昇するようなわけではなく、平均して1~3%程度の緩やかな物価上昇だろうとは思いますが、少なくともこれぐらいの影響は見込んでおくべきかと思います。

ところが、実際にライフプランニングをしていると、ほとんどの方が、インフレは『想定外』であるような気がします。特に30歳台より若い人は、物価が上がっていくのを経験したことがなく(少なくとも自分が働き始めてからはデフレだった…という認識)、感覚的に理解できないのかもしれません。

しかし、ちょっと良心的な本なら必ず『インフレ』こそが最大の脅威であると書いています。
長期のライフプランを考える場合には、忘れてはならない視点だと思います。

インフレなど考えたことがないという人にも、必ず「最低限、インフレには対応できるようにしておきましょう!」という話をするようにしています。

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