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投資か投機か、はたまたギャンブルか?

「株式売買は、投資なのか投機なのか、あるいはギャンブルなのか?」
という議論がよくあります。株式だけではなくて、商品先物はどうなの、とかFXはどうなのとか。つい最近もブログ上でFXをめぐってのやり取りを見かけました。

投資行為とギャンブルでは一見まったく違うことのように思えますが、ではどこで線引きするのかというとこれはまた難しい問題でしょう。
私自身は、自分のやっている取引行為をカテゴリー分類することに余り意味はないと思っています。

某氏は、レバレッジ倍率が低いのが「投資」で、高いのが「投機」ないしは「ギャンブル」と言っているようですが、レバレッジを基準にその“判定”をするのは「???」と感じます。レバレッジなし(1倍)の株式現物取引でデイトレをやっても「投資」なのか?
また、投資信託は通常「投資」だと考えられているようですが、売買回転率の非常に高い投信(昨日のエントリー参照)を買った場合、果たして「投資」と言えるのだろうか? 
などといろいろ疑問点が出てきます。

こういう議論が繰り返される背景には、
  投資=善
  投機&ギャンブル=悪
という単純な見方があるように思います。要するに、自分がしている取引行為を何としても「投資」であり「社会に益になる行為」なんだと“正当化”したい気持ちの表れなのかなーと。
ギャンブルで勝ってうらやましがられることはあっても、尊敬されることは余りなさそうですが、投資行為で成功すれば、賞賛されますよね。うーん。

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投信の売買回転率 ~日経の記事より

6月26日日経新聞朝刊【金融面】のマネー役立ち事典というコーナーに、『投信の株式売買 頻繁ならどうなる?』という記事が載っていました。
売買回転率は、投信を選ぶ際にチェックすべきポイントの一つにあげられます。要するに、頻繁に売り買いをしている投信は株式の売買手数料が多くかかっており、それがパフォーマンスを低下させる一因となるということですね。

この記事で『売買回転率が高い主な日本株投信』として、“槍玉”にあがっているのが
  日本株アクティブ・ファンド(三菱UFJ投信)
  株主還元株オープン(大和投資信託)
  ジャパン・オープン(フランクリン・テンプルトン)
一方、『売買回転率が低い主な日本株投信』としては、
  アクティブバリューオープン(T&Dアセット)
  バリュー株・オープン(大和投資信託)
  さわかみファンド(さわかみ投信)
があげられています。

実際に、「回転率が高い投信は、運用成績が振るわない傾向にある」というニュアンスの記事で、おそらくそれは正しいのでしょう。ただ、私としてはこれを鵜呑みにせずに「本当にそうなっているのか?」調べてみたいところです。が、残念ながら今回はそこまで手が回らないので、とりあえずメモ代わりにしておきます。

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マンションのベランダでアゲハが育つ話

投資やマーケットとは全然関係ない話です。

私は大通りに面したマンションに住んでいるのですが、そのベランダでなんとアゲハチョウが羽化しました。
昨年買ってきて置いてあるミカンの木の鉢植えにアゲハのつがいがやって来て、2個卵を生みつけていました。それが春先に孵って青虫→さなぎを経て、先日、無事に成虫になって旅立っていった、というわけです。

Dsc_0236

さなぎから出てきた後、羽が乾くとしばらくして飛び立ちましたが、健気なことに?しばらくベランダ周辺を飛び回って名残を惜しんでから外に出て行きました・・・。

梅雨の合間の青空の広がる日のことでした。

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日本の商品取引業界、縮小が進む

今日の日経金融新聞に『商品先物業界、外務員・委託者の減少加速、規模縮小、一段と――売買低迷でリストラ』という記事がありました。

「勧誘規制の強化などが響いて新規の顧客獲得が進まず、売買高の低迷を受け各社がリストラを急いでいるためだ。早期の業況回復は見込みにくく、厳しい状況が続きそうだ。」
とのことです。

確かに、3,4年前までは商品先物会社からの電話勧誘は頻繁にありましたが、ここのところほとんどかかってきません。当時はかなりしつこい電話に閉口したものですが、最近は専ら、投資用マンション販売会社の営業にお株を奪われたような・・・。

一方、21日の日経新聞には
『商品取引所24時間化、経産省検討――売買規制も緩和、国際競争力強化へ総合策』
という記事もありました。

こちらは、NYMEXをはじめ活況を呈している海外の取引所に比較して、どんどん売買高が細っている国内の取引所の現状に危機感を抱いた経済産業省が、二十四時間取引の促進や売買規制の緩和、上場商品の拡充などを柱とする“取引所の魅力アップ”施策によって、挽回を図ろうというものです。

もともと日本の商品先物取引は、個人投資家のいわば“投機”取引が主体であり、その取引を取り次ぐ商品先物業者がたくさんあったわけですが、環境の変化によってそのような形が成り立たなくなってきたわけです。

商品先物をメインにしてきた個人投資家の方も、「流動性の低下」「不自然な値幅制限」などなどに嫌気が差して、日経先物取引やFXに移行する人が増えているような気がします(ブログなどを見ていると)。

商品先物市場は、商品価格の変動に対するリスクヘッジとして先物市場を活用したい実需家(これが本来の商品先物市場の役割だと言われていますよね)や、商品を投資信託などに取り入れたい機関投資家に“軸足”を移していく、という流れなのかもしれません。

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“自前ファンド”づくりの実験(その2)

前回、7つの東証1部銘柄を単純に組み合わせただけの“自前ファンド”がインデックスと遜色ないパフォーマンス(それもインデックスと同程度のリスクで)を出すことがわかりました。

7銘柄程度に分散することで、十分なリスク低減効果があるのならば、
   なにもわざわざ手数料の高い投資信託をつかってリスク分散する必要はないだろう
というのが週刊ダイヤモンド「投信の罠」の記事の趣旨でした。
手数料の多寡が中長期的なパフォーマンスに大きな影響を与えるためです。

ただ、この方法の難点は、結構な初期投資額が必要である、という点です。今回の例の7銘柄に分散投資する場合、200万円以上必要です。もう一つ、銘柄を分散すればいいとは言うものの、どんな銘柄でもいいというわけではありません。もっとも、業績のいい大型株をチョイスすれば、それほどの間違いはないでしょうし、そのような「間違い」の程度を減じることが、この個別株分散投資の目的であるわけですから、それほど大きな力をさくことはないのかもしれませんが。
とは言いながら、最低限の業績フォローは必要でしょうし、最近の株価推移ぐらいは調べておいたほうがいいでしょう。

と考えると、やはり、コストを抑えるためにはそれなりの努力が必要である、ということですね。その努力とコストとのバランスを考えるならば、「うーーん、そんな手間をかけるぐらいなら私はインデックス投信でいいや」という判断が『合理的』ということになるかもしれません。

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“自前ファンド”づくりの実験

投資の入門書として評判のいい北村慶氏の「貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント~ノーベル賞学者とスイス人富豪に学ぶ智恵」(PHP研究所、2006年)という本ですが、その中に、「自前『株式ファンド』の作り方」という項があります。趣旨は、国内株式という特定の「資産クラス」の運用にあたってのポートフォリオの組み方を考える、というものですが、要するに複数の銘柄に投資することによって、リスクを低減させることが可能、ということです。実際、10ほどの銘柄に分散投資すればリスクを劇的に低下させることができる、と述べられています。ところが面白いのが、それ以上銘柄を増やしても、リスク低減の効果は限定的で、あまり意味がないという点です。

同様の試みが昨秋の週刊ダイヤモンド「投信の罠」(2006年12月2日号)の中でもされていました。
*どうでもいい話ですが、この「○○の罠」というタイトル(先週の週刊ダイヤモンド6月16日号の特集は「金融商品の罠」ですね)、最近あちこちで活躍しておられる元外務省事務官佐藤優氏の「国家の罠」(新潮社、2005年)がヒットしたことにあやかっているのでしょうか?

例によって自分でも試してみたくなったので、二番煎じ(いや二番どころじゃないか)ではありますが、Excelを触ってみました。
個別株の組み合わせとインデックスの比較です。

組み合わせに使った銘柄は、ダイヤモンドの記事と同じく、
  NTTドコモ、東京電力、三菱商事、新日本製鐵、コマツ、ブリヂストン、みずほ信託銀行

の7つです。検証期間は2003年9月から2007年5月まで(ダイヤモンドの記事は2003年10月から2006年10月まで)。

各銘柄の株価推移は次のとおりです。2003年9月の株価を100としてあります。ちょっとわかりにくいですが、いちばん低迷しているのが「NTTドコモ」、大きく上昇しているのが「コマツ」ですね。

Suii_2

これらをそれぞれ1単位ずつ持った場合の評価額の推移を見てみましょう。

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比較のために、やはり2003年9月を100としています。図中「合成」としてあるのが今回の“自前ファンド”です。2006年10月ごろまで(ダイヤモンドの記事はこの頃までのデータです)は日経平均、TOPIXとほぼ一致しています。その後、大きく伸びて2007年5月にはなんと日経平均、TOPIXを20%ほど上回る結果になりました。

インデックスを今のところ大きく上回っているのは、たまたまかもしれません。しかし、「NTTドコモ」や「みずほ信託銀行」の低迷にも関わらず“自前ファンド”がインデックスに遜色ない成果をおさめていることがわかります。

ちょっと長くなったので、考察は次回。

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手数料の高いヘッジファンドに批判相次ぐ

本日の日経朝刊の小さな囲み記事ですが、タイトルのような記事が出ていました。
某ヘッジファンドが開いたセミナーにおいて、手数料が高い割に情報開示に消極的で、その上運用成績が振るわない!ことに対して批判が相次いだ、というもの。

ここのところ、ヘッジファンドに限らず一般の投信や変額年金保険などについても「手数料が高すぎる」という批判が雑誌やネット上で多く見られます。今週の週刊ダイヤモンドの特集でもやっていますね(こちらは、まだ詳しく目を通していないのですが)。

運用成績が大したことないのに割高な手数料を取るファンドは、私も論外だと思います。ファンドの運用状況などの情報が簡単にわかるようになっている現在、このようなしようのないファンドからは資産が流出し、おのずから生き残れなくなる時代になってきたのでしょう。

以前参加したセミナーで、さわかみ投信の澤上社長が参加者からの質問に答えて
「コストなんていうものは、パフォーマンスがよければ気にならないんだ」
という趣旨のことを(うーん、ちょっと正確さに欠けるかも)おっしゃっていました。
さわかみファンドのように、明らかにインデックスを上回る成績を出していればこそ、このようなことが言えるわけです。

ただ、単に「手数料高い=ダメ」という批判は、いささか短絡的な気がします。もちろん、どの程度の手数料なら許容できるか、という話もあるのですが、手数料には、“運用をアウトソースするコスト”という意味合いもあると考えられるからです。つまり、自分で何から何まで勉強して独力でやるんだ、というパワーや時間がない場合でも、ある程度のコストを支払って投資をすることができる、その参加料として許容する、という考え方もあると思います。
まあ、その場合でもパフォーマンスが余りにも・・・であれば、お話になりませんが。

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