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8月の円高株安でも投信への資金流入の動き止まらず

今日の日経新聞に、「個人マネー、投信流入続く・8月」という記事がありました。

8月は半ば以降に大幅に円高・株安が進みましたが、損失回避のために大規模な解約の動きがあったのかと思いきや、さにあらずで、むしろ契約額の方が大きかった…とのことです。

記事では、外貨建て資産を中心に運用する投資信託などに、再び円安に向かうだろうと判断している個人投資家の資金が集まっている、と分析しています。今回の円高は“一時的”なものと考えて、いわば“押し目買い”をしているというわけです。

為替相場が今後も一方的な円安進行状態に戻るかどうかは予想がつきませんし、ましてやアメリカが利下げか?という見通しもある中では、安易に「また円安がもどってくるさ」と判断すると、どうも危ういような気がします。

また別の見方をすると、日本の投資家も以前のように、相場が高ければ「それっ」と買って、下がれば「わあだめだ」とあわてて売ってしまう、という単純な動きをしなくなって、少々の下げ相場(円高相場を下げ相場というのもおかしいのですが)でもあわてずに腰を落ち着けていられるようになったのかもしれません(??)。

株式投資であれば、経済活動は(長期的に考えれば)緩やかに上昇していくと考えるのを前提として、少なくとも複数銘柄に分散投資しておけば、安くなったときに買う、つまり押し目買いという発想が成り立つと思います。しかし、通貨間の相対的な関係で決まるのが為替水準ですから、長期にわたって一方向に動いていく、ということは普通は考えられません。
(ただ、中国経済のように発展余地が大きいにも関わらずその通貨価値が低く抑えられている場合には、その後長期間にわたって強くなっていくということはあるでしょう。円が変動相場制になってから一方的に強くなってきたのと同じように。)

と考えると、為替の今後の動きを決めつけて投資するのは、あまり賢明なこととは思えません。いくら外貨での運用が表面上有利に思えたとしても、為替変動によるリスクの方が大きい場合が多いわけですから、やはり、一定割合以上をそういった商品で運用するのは避けた方がいいのではないでしょうか。もちろん、「将来その国に移住するつもり」ならば話は別ですが…。

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